挫折と学び
4月に結婚式を予定していた。
今日、二人で話し合って延期することを決めた。 直接的な原因、きっかけとしては、俺側サイドにある。 新型コロナウイルスの影響が変わらず改善方向に進んでいない日本の状況から判断した。っていう表向きの理由と、 俺の唯一とも言える親戚が来ない判断をされたことで、やる意味が薄れたっていうのが本当の理由。 30過ぎの良い大人ながら、久々に泣いた。 泣く理由は自分でも分からないけど、、、 元々俺は結婚式をやりたくない側の人間だった。 車買えるような高い金払って何のためにやるんだよって考えだった。 彼女がやりたがらなきゃやらないつもりだったのは事実。 だけど、やるということを二人で決めて準備を進めてきた半年間。 お互いの絆を確かめ合う、高め合う半年間だった。 正直、ここ最近平日は終電まで働いていて、そんな中で休日は結婚式の準備ばかりで気が休まらずしんどかった。 だけど1ヶ月前となり、招待状を送ったここ最近は、しんどい中にもワクワクがあった。準備が楽しくなってきていた。 ただ、ムービーなどの準備が追いついておらず、残り1ヶ月とか無理だろっていう状況でもあった。 コロナで延期すりゃゆっくり準備出来るし、無駄にコロナに関して悩まなくて良いから延期もありだなぁぐらいに思っていた。 そんな中で開催しないと判断せざるを得ない状況となった。 誰も悪くない。誰も責めない。仕方がないし、延期して良いことだってたくさんある。 だけど、なぜか俺は泣いた。 今思っているのは、一つの挫折に近いから泣いたんだろうと思った。 妻と自分が一つのイベントに向けて、時間を掛けて準備してきたことが実現しないということが確定したことに涙を流したんだろうと思う。 しかもそれはどんな事情であれ、俺サイドのきっかけによって決まったから自分に責任があると思ってしまった。 でもこんな気持ちを味わったのは久しぶり。 20代半ばで、プロジェクトのリーダー任されたけど実力不足で、辞めようか本気で悩んだときぶりかな。 あの時の方がやばかったけど、似たような感情。 ただ、今回は自分が頑張ればどうにかなる話でもないし、結婚式を決めた半年前にコロナなんて出てなかったから避けようが無い。 学びもある。 これは大袈裟かもしれないけど、新型コロナっていうパンデミックとまで揶揄された世界的な事件に新郎新婦として巻き込まれた経験は、本人たちの力ではどうすることも出来ない時代の潮流に巻き込まれた経験だと感じた。 「人生自分の力じゃどうしようも無いことは起こり得る」 という格言を与えられた。 ある種人生観に影響を与える出来事だったと思う。 少し前向きなこと書いちゃってるけど、一つ申し訳ないのは、結婚式を誰よりも楽しみにしていた新婦の彼女に対して、俺なんかよりも苦渋の決断だったんだろうと思う。 「あんなこともあったね。あの時は大変だったね。」と二人で笑い合い、 「俺たちの時は、こんな大変だったんだぞ」と子供に笑いながら話す。 そんな未来を目指して、この経験を糧にしていく。
by beat-myself
| 2020-03-15 23:44
| 人生
|
カテゴリ
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||